PCのモバイル通信環境選びあれこれ

はじめに

大学のゼミの同期さんから,PCのモバイル通信の選び方を相談されたので,ケースバイケースにおける,現時点でのベストなチョイスを行うためのチェックリストを公開.

居住地付近の立地

  • 大都市圏(東名阪エリア)である→EMOBILEWiMAXSoftbank Ultraspeed等)
  • それ以外の地方エリアである→docomo

勤務地付近までの立地

  • 大都市圏(東名阪エリア)である→EMOBILEWiMAXSoftbank Ultraspeed等)
  • それ以外の地方エリアである→docomo

旅行に定期的に行く場所までの途中でネットを使うか

  • 使う →docomo系・au
  • 使わない →EMOBILEでも良いケースがある.

実測速度

  • 安定して数Mbps以上が必要
    • 居住地・勤務地が大都市圏ならWIMAX
  • 安定して1Mbps程度が必要(夜間の不安定さは問わない)
    • 居住地・勤務地が大都市圏ならEMOBILESoftbank Ultraspeed等
  • 高速移動中(80km/h以上)でも安定して通信したい
    • 低速でも安定ならdocomoau
    • 少しだけグレードは落ちるけどEMOBILESoftbank Ultraspeedという手もある.(上記よりも通信コストが減る)

特殊要素

自宅以外の所でのプリントアウトの方法一覧

なんか整理してたらいろいろ出てきたのでまとめる。

※2013/08/06更新しました

セブンイレブンのマルチコピー機

URL:http://www.fujixerox.co.jp/solution/multicopy/02.html
USBメモリが刺さるタイプのマルチコピー機は、PDFによる印刷が可能。
対応しているファイルフォーマットはPDF(Ver.1.3〜1.7(最高でAcrobat 8相当))、XPS(Ver.1.0)、DocuWorks(Ver.3〜7)、JPEGTIFF(シングルページ)。
<料金>
白黒:1枚10円
カラー B5/A4/B4サイズ:1枚50円 A3サイズ:1枚80円
50ページ以上のPDFを一気に印刷できないので、予め分割をお勧め。またカラー混在原稿の自動カラー印刷機能はないので、カラー/モノクロは分割するのが吉。両面印刷対応。

ローソンのマルチコピー機

URL:http://www.lawson.co.jp/service/counter/copy.html
現在のマルチコピー機は、USBメモリから印刷可能。
対応するPDFのバージョンは1.5(Acrobat 6相当)とかなり古いので注意。CubePDF等では意図的にバージョンを下げること、あるいは本家の場合PDF X-1aまでバージョンを下げること。
<料金>
白黒:1枚20円
カラー:1枚60円

ファミリーマートのマルチコピー機

http://www.family.co.jp/company/news_releases/2012/121003_1.html
2012年12月3日より、順次9100店舗に入っていきます。だいぶ利用できる店舗が拡大してきましたね♪
スマートフォン連携等も可能で、スマートフォンに入った資料をプリントアウトすることも可能となっています。まだ実機を確認できていないので紹介にとどめますが、シャープのMX-3610DSが入っている機種ではこの機能が使えます。
<料金>
白黒:1枚10円
カラー B5/A4/B4サイズ:1枚50円 A3サイズ:1枚80円
光沢紙(モノクロ):1枚80円  光沢紙(カラー):1枚120円

サークルKサンクスコピー機

http://www.circleksunkus.jp/service/multicopy/index-top.html
ついにここもPDFプリントに対応しました。ネットワークプリントにも対応しているので、あらかじめID作成・アップロードなどを行われることをお勧めします。
<料金>
白黒:1枚20円
カラー B5/A4/B4サイズ:1枚60円 A3サイズ:1枚100円

一部のポプラ(ポプラ以外でもココストア等いろんな所においてある)に設置のコピー機

URL:http://www.konicaminolta.jp/business/products/copiers/self_service/bizhub_c353cs/index.html
コニカミノルタのbizhub C353CSが入っている場所の一部で機能が開放されている。
対応しているファイルフォーマットはPDF(Ver1.6(Acrobat 7相当))JPEGTIFF
場所によって設定が違うのでコピー代は書きません。

コンビニプリントでの注意事項

USBメモリのファイルフォーマットについて

近年、購入したUSBメモリexFATNTFS等でフォーマットされているケースが多いですが、その場合だと、ファイルシステム互換性に起因し、コピー機USBメモリが正常に認識しないなどして動作しない可能性があるため、FAT16 ないしFAT32であらかじめフォーマットしたUSBメモリを使うことをお勧めします。

また、1ファイルあたりのページ数が多すぎると動かない、1ファイルのサイズが大きすぎると動かないなどといったケースも報告があります。この点について万全を期するのであれば、アウトライン化などによる文字のベクタ化は危険です。フォントは埋め込み、PDF X-1a等の規格に準拠した形に変換してあげるとファイルサイズ上のバランスも良く、プリントが成功しやすいです。

両面コピーについて

両面対応:セブンイレブンサークルKサンクス

上記については確認がとれましたが、基本的には両面プリントには対応していないものと思って対処したほうが良いです。確実に両面印刷がしたい場合は、街のコピー屋・出力屋さんに駆け込むか、或いはFedEx Kinko'sなどをご利用ください。なお、論文印刷の関係からか、大学周辺にはこの手のコピー屋さんが結構あるので、足で探してみることもお勧めいたします。

また、大学生で論文印刷とかであれば…出来れば論文は研究室内のプリンタとか活用したほうがいいと思います。コンビニプリントは、紙質、印刷品質等は折り紙つきですが、いかんせん印刷コストとして見た場合高額であること、論文とかであれば出来れば研究室で印刷をした上で、最後にミスに気づくことがあったりします。思ったとおりの出力にならず、ウボァーなどとそこで叫ぶぐらいなら、もう少し余裕をもちたいものです。

デイジープリント(池袋)

URL:http://daisy.ws/copy/
私が何度か使っている(都心にいるとき)コピー屋。池袋駅の西口を出てずーっと北のほうにある。
理想科学のオルフィスによるセルフ印刷が可能な貴重な場所。勿論カラーレーザー機もあり。街の出力屋さんって感じ。
オルフィスはインクジェット高速印刷機。紙幅分あるようなインクジェットのヘッドが付いた染料系印刷機で、カラーの高速刷りに向いている。発色性はやはり普通紙が相手だと厳しい。あと64gの紙では両面も厳しい。
データ出力は別途PC利用料315円必要。
大雑把だが、A4は白黒10円/カラー30円(レーザー機)、カラー20円(オルフィス)
但し設置しているオルフィスはORPHIS Xシリーズではないので、印刷クオリティは一世代前。
オルフィスのHC5500です。
ついにオルフィスX7250が入ります!(2013/02/15に入荷するそうです)
なお、オルフィス設置店は理想科学にリストがあり、それはこちらを参照。
http://www.riso.co.jp/pt/service/orphis/shop/index.html

FedEx Kinko's(色んな所にある)

URL:http://www.kinkos.co.jp/price/self.html
今の仕事場の隣駅すぐの所にあり、最近よく使っています。
通常の10%引きぐらいの設定で、USBプリントによる値段加算は無いため、リーズナブルに印刷できる反面、順次導入されてきているコニカミノルタのMagicolorシリーズのコピー機が入っている店舗では、USBメモリからのプリントは製本とか両面とか細かい設定が出来ないので注意。もちろん、一度USBプリント後、それを中綴じコピーする、という事を行えば中綴じ、両面他、様々な出力に対応出来ます。

但し、中綴じや両面印刷をデジタル出力のまま行いたい場合は、20分265円、以後10分毎210円という比較的高額な値段で、店頭PCレンタルのサービスを受けなければならないので、デジタル出力で、1部だけ中綴じ製本したい、という時は、セルフコピーではなくマネージドコピーのほうを使ったほうが安く付く場合もあります。

卒研大詰め

ようやっと今行っている大学の卒研が大詰めになってきました。12月・1月はかなり忙しくなるので、MIXが今まで以上に滞るかもです。申し訳ないです。

いま大学でやっている研究

文章博士:Webベース文章校正支援装置(Monjo-Hakase: Web-based Automatic Text Correction Assistant for Technical Writing)
これの開発と、その評価。日本語の説明文・技術文書・論文専用の自動文章校正支援装置です。開発成果物として公開していますので、もしよかったらお使いください。

どんなソフトよ

表現が煩雑になりがちな技術文書、説明書、論文の難読化を防ぐための自動校正支援システムです。文章の係り受け関係を解析し、以下のような状況についてエラーメッセージを出します。
1画面完結型ですので、エラーメッセージを確認しつつ、校正をすすめることが出来ます。

  • 1つの文節に対して多くの文節がかかりすぎている事象
  • 隣接する文節への係り受けが長すぎる事象

その他、先行研究として存在したjcorrectの機能の一部を踏襲し、以下の機能を提供します。

  • 主語なし検出
  • 語順エラー(語順が一様に整っていない場合に警告を発生させる機能)
  • 重複表現

こういう人にお勧め

  • 日々報告書とか書いてる人
  • 技術文書を書く人
  • 専門書を書く人
  • 論文を書く人
  • だ、である調の説明文を書く必要のある人
  • 「ソフトのインストールとかめんどくさいよ」って人
  • とにかく無料で校正支援受けたいよって人

制限事項

  • 箇条書きの説明については解析できません。エラーが多発すると思いますが仕様です。
  • 現時点では、2000文字以上流しこむとちょっと重いかも。(3秒前後)
  • アクセスが集中してるとちょっと重いかも。高速化を今回は全く念頭にいれていません。
  • GPL感染しているので、卒研発表が終了したタイミングで3月頃よりソースコードをフル公開します。
  • アクセス解析のためにGoogle Analyticsを利用しています。

JOYSOUND Wii 専用マイクのPCへの転用について

カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイク

カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイク

JOYSOUND Wii専用マイクDXに続き、JOYSOUND Wii専用マイクのレビューです。なんと私が買った時、780円ととても安価だったので…^^;

JOYSOUND Wii用専用マイク、前述のとおりDX版、そしてこの初代のマイクともにPCで認識します。簡単な説明は前回しているので、音声サンプルと動作確認の報告に早速移ります。

ベンダID、PID、ハードウェア認識に関わる挙動

USB\VID_046D&PID_0A03&REV_0102&MI_00
USB\VID_046D&PID_0A03&MI_00
VID:057E - Logitechのベンダーコードを示します。つまり中身はLogitech製です。
サービスはusbaudioを示しておりますが、録音デバイスとしてのみ反応します。OS標準のドライバで動作可能です(Windows XP以降で手元では確認。2000以下は未検証)。

音質

■カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイク

■カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイクDX(前回記事で掲載したもの)

上記音声は、マイク2本を束ね、1回の収録で録っています。つきましては、アナログの音声情報はほぼ同一のものとなります。なお、録音音量の設定はWindows7上で「最大」、マイクとの距離については、オンマイクで正面から8cm、オフマイクで斜め45度、10cmとしています。

斜めからの運用では、初代のマイクでは高音部が若干曇りがちになりますが、マイクを正面から捉えると、むしろ2代目のDXよりもフラットな特性が得られます。一方、斜めからでも正面からでも、2代目のDXは録音の特性が変わりにくく、ラジオのような長時間の会話においてはDXマイクのほうがよりよい特性を得られそうです。

しかしながらコモンモードノイズは初代のほうが少ないです。双方、ポップスクリーンは必須で、マイクを吹かないような対策を行えば、ネットラジオやニコ生、こえ部、歌ってみたで、低コストに音質を上げる良い方法となるでしょう。

マイクスタンドへの固定方法

マイクスタンドへの固定が難しい(φ31〜34mm)ため、うちでは安価に購入出来るクリップ式マイクホルダーでの固定を諦めました(一応クリップ式マイクホルダーでくわえられるが、常用すると長期的には破壊するので)。このように、100均で買えるゴムバンドで、マイクホルダーに沿うように巻きつけています。安定度はまずまずです。もしかしたらK&MのMH3が合致するかもしれません。
なお、ポップノイズ対策はDXマイクと同じく、100均ポップスクリーンを自作しています。

JOYSOUND Wii 専用マイクDXのPCへの転用について

カラオケJOYSOUND Wii 専用 USBマイクDX

カラオケJOYSOUND Wii 専用 USBマイクDX

今日はちょっとおでかけついでにこちらを購入してきました。「カラオケJOYSOUND Wii」用にハドソン*1が出しているWii用周辺機器で、USB接続のマイクとなっています。

さて、まぁWiiなんて持ってないのですが、Youtubeの情報で、このマイクをPC用に転用可能であるということで、色々調べるために買ってきました。いわゆる人柱です。多分こえ部の人でも、音質に悩む方は多いと思うので、一応ちょろっと調べた限りで音声サンプルを含めた動作確認をしていきます。ご参考になればと思います。

この手のUSB接続対応のマイクですと、BEHRINGER C-1USAMSON Q2Uなんかもあるのですが、こいつの約2.5倍以上の価格がどうしてもしてきますので…。もちろん、こいつらのほうがコモンモードで乗ってくるノイズの量も小さいですし解像度も高いのですが…いきなりこれを初心者に買えというのも、ちょっと厳しいものがあるでしょう。

ベンダID、PID、ハードウェア認識に関わる挙動

USB\VID_057E&PID_0309&REV_0100&MI_01
USB\VID_057E&PID_0309&MI_01
VID:057E - Nintendoのベンダーコードを示します。中身はLogitec製らしいです。
サービスはusbaudioを示しており、再生デバイス・録音デバイスの両方に反応してきますが、当然再生デバイスとしては利用できません。あくまでマイクのみが有効です。OS標準のドライバで動作可能です(Windows XP以降で手元では確認。2000以下は未検証)。

また、Wiiでは音程変更用スイッチとなっていた上下スイッチは、PCでは「ボリュームスイッチ」になっています。これが為に再生デバイスとしてもマイクを認識しますが、当然DACは内蔵でないので、再生デバイスとしてこのマイクを利用できません。USB接続すると再生デバイスもそちらにもっていかれると思いますが、手設定でちゃんとオンボード側のデバイスに戻す、Windows Vista/7では再生デバイスとして無効にするといいでしょう。

主電源のスイッチはWiiの時と同様、ミュートスイッチになっています。ミュートスイッチはそこそこ固めであるため、スイッチON/OFF時の突入ノイズは大きいです(接触によるザザッっというノイズではなく、スイッチそのものが発する音(ぽこんっという音)がマイクに入ります)。ミュートは、PC側ですることをおすすめします。

音質

生の状態で、こえ部にUPしてみましたが、こえ部はID登録制なのでSoundCloudにもUPしておきます。

サーノイズが若干気になると思いますが、これぐらいはフィルタで消えてくれます。録音には2000円と低価格ながら、必要十分な性能を発揮するかと思われます。また、特性が単一指向性ではなく、超単一指向性寄りになってますので、周囲のノイズを比較的拾いにくいように感じます。ポップノイズにちょっと強めかもしれないです。「プ」が若干吹くぐらいで、パ行のその他の発音ではほとんど吹きません。そもそもほんのちょっとだけ芯ずらせばいいんですけどねw


なお、厨川のところではポップノイズ対策、このようにしています。100円ショップで買ってきた手付き網に、紙テープを1本いれているだけです。間に入れるのは鉛筆1本でもいいでしょう。
要は、ポップノイズの原因となる風を渦流にして、マイクに直接高速な風が吹き込まないようにすればいいわけで、その要件を、より硬度のある材料で満たせば高音減衰をせずにポップノイズ対策が出来るわけで、それを、より低コストに実現する方法としては、この方法が有効かと思われます。(複数用意するにも、コストをかなり低下できます)
なお、適合するウインドスクリーンは、Windtech 900シリーズ、一般的なSM58向けウィンドスクリーンあたりでいいんじゃないかと思います。Windtech 300だと、もしかしたらちょっと小さいかもしれません。

こえ部ライブでの利用

USBデバイスとして認識していますので、こえ部ライブにも利用出来ます。当然こえ部の投稿(直接の場合含む)可能です。

ニコ生、Ust

USBサウンドバイスに、音楽を載せて配信したい場合、こちらをご参照下さい。
水おいしいです^o^: アマミキ!でニコニコ生放送!【動画有り】使い方Vista/7
水おいしいです^o^: アマミキ! XPでアマミキ!でニコ生!
FMEによる配信はアマミキ!だけで可能です。Ustream Producerは未検証です。
ニコ生のかんたん配信の場合は別途仮想オーディオデバイスが必要です。
ニコ生で XSplit Broadcaster 配信
あるいは、XSplit Broadcasterもいいかもしれません。

これでも高いという方

カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイクDXでない、初期に出た「カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイク」というものもあります。こちらは更に安く880円程度ですが、かなりつくりも安くなっています。性能・比較については新しい記事をご参照ください。

*1:本体への表記はハドソンとXING(JOYSOUNDの運営元)の連名になっている

ヘッドホン購入検討中

価格.com - KOSS QZ99 価格比較
価格.com - Etymotic Research hf5 価格比較
とりあえず、この2つで悩んでいます。両方とも遮音性重視です。電車内でのMIXで使っていたAKG K271のヘッドバンドが損傷しかかっていること(これは修理予定)、そして遮音重視のイヤホンとして買ったEtymotic ResearchのER6が遂に断線してしまったことを理由に、買い替えを検討している感じです。
値段が2倍違うので、ちょっと流石にひるんでいる所。両方共パッシブNRなので、外の音がかなーり遮断されるところまでは一緒で、特性はどちらも似たようなもの。後は、蒸れるか蒸れないか、頭に重量級のものが乗るか乗らないか、そして解像度の差(hf5のほうが当然高い)。悩ましいです。
あー、いい加減STAX SR-202修理しないと。