Thinkpad T480購入→いじった場所記録
Thinkpad T480を買って半年ほどがたちますが、その記事です。いくつかいじった場所があるので共有します。
NVMe SSD換装
最初の構成でNVMe SSDを選択した場合、通常SATA HDDが載る位置に取り付くNVMeマウンタに取り付いて搭載されてやってきます。無い場合は以下のようにThinkFactoryさんとかで売ってます。
store.shopping.yahoo.co.jp
こちらの対応速度ですが、M Keyしか切っていないくせに。PCIe x2しか出ていないので、1500MB/s以上の速度は望めないことを注意しておく必要があります。
つまり、IOPS狙いでなければ、3000MB/s前後のRead速度を誇るようなNVMe SSDではその性能を発揮しきれないということを意味します。
この辺の情報を知らずにSSDを購入してしまったのは失策でした。
メモリ
発売当時は1枚32GBのDDR4メモリがなかったため、最大メモリ容量は32GB構成となっています。現在では1枚32GBのDDR4 SODIMMがありますので、そちら2枚で最大の64GBメモリとすることが出来ます。
WWANを入手するかしないかについて
WWANについては、Fibocom L850-GLというデバイスが付いてきます。このデバイスはAliexpressでもAmazonでも入手が難しいため、ルーター無しでWWANしたいなら付けておくべきです。
対応バンドは以下の通りです。W-CDMAは割愛します。
GSM携帯帯域のEDGEやGPRSみたいな2Gには対応しませんが、One World One SKUとFibocomが歌っている通り、その対応バンド幅は非常に幅広く、海外での利用にも至適とおもわれます。
LTE-FDD
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
13 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 25 | 26 | 28 | 29 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | 〇 | 〇 |
30 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 66 | |||
〇 | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 |
LTE TDD
38 | 39 | 40 | 41 |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
41番のWireless City Planning、UQコミュニケーションズが使用する領域が使えるようになっていますが、ここで本当に通信しているかは不明です。
通信速度は以下の通りです。Cat9で、キャリアアグリゲーションに対応しています。
LTE FDD(Mbps):450(DL)/50(UL) (Cat9)
LTE TDD(Mbps):347(DL)30(UL)(Cat9)
W-CDMA(kbps):384(DL)/384(UL)
DC-HSDPA+ (Mbps):42(DL)/5.76(UL)
ただし、携帯通信デバイスをONにするとき→接続までの安定性が悪いキャリアがあり(特にau系)、やや接続が確実とは言えない状況です。以下の内容が解決に導くかもしれません。
qwerty.work
ベースバンドチップはiPhone等と同じXMM7360-Pになります。
Thinkpad T480の液晶の張り替え
通常、Thinkpad T480の液晶はLP140WF6(SP)(B7)(FHD IPSを指定した場合)が付いてきます。LG製でグレードは悪くないのですが、問題はこの液晶の発色が悪く、26万色しか出ない液晶である、という点が気になります。
そこで、考えるのは1677万色出るディスプレイへの換装です。可能であれば消費電力が落ちますのでIGZOを選定したいところです。
ネジ穴の互換はなくなりますが、BOEから「NE140FHM-N61」というディスプレイが出ており、1677万色、AdobeRGBカバー率72%とのことなので、こちらに換装します。
www.panelook.com