FTPデーモンの0x5C、0x7C問題(特にBulletproof FTPdについて)

数年ごしに問題解決したのでメモしておきます。

FTPクライアントで起こる文字化けについて

FTPクライアントでは、ファイルの文字の扱いによって、以下のような文字で文字化けを発生させる可能性が高く、ゆえに日本語ファイル名によるFTPサービスを展開する際は注意が必要です。

0x7c(「|」)誤認問題で引っかかる文字

 −ポл榎掛弓芸鋼旨楯酢掃竹倒培怖翻慾處嘶斈忿掟桍毫烟痞窩縹艚蛞諫轎閖驂黥 …等

0x5c(バックスラッシュ)の誤認問題で引っかかる文字

 —ソЫ�噂浬欺圭構蚕十申曾箪貼能表暴予禄兔喀媾彌拿杤歃濬畚秉綵臀藹觸軆鐔饅鷭 …等

そもそもFTPでファイル名に日本語を使うことは本来、プロトコル違反になるんで、各FTPサーバにおいては本来は対応する必要の無い問題に対しての対応であることは明白ながら、一部クライアントは対応を試みているようです。

和製サーバの場合

nekosogiftpd、moreFtpd、TinyFTPdは0x7C/0x5C問題に対応済であることを確認しました。

海外製クライアント

CesarFTPは0x5C問題に対応済ですが、0x7Cには非対応です。

Bulletproof FTP Serverの場合

Version2.15のみ、0x7C/0x5C問題に対応済です。
Version2.30以降のバージョンでは0x5C問題に対応済ですが、0x7Cには非対応です。メールで指摘していますが治りません。

Bulletproof FTP Serverを誤ってアップデートしてしまった場合

アップローダーにファイルを置いておきました。パスワード「lunar」にてダウンロード出来ます。
http://www9.uploader.jp/dl/lunarfacto/lunarfacto_uljp00001.exe.html